チェコアニメ。

収録作品:
 フード('92年)/石のゲーム('65年)
 ワイズマンとのピクニック('68年)/肉片の恋('89年)
 フローラ('89年)/アナザー・カインド・オブ・ラブ('88年)
 スターリン主義の死('90年)/プラハからのものがたり('94年)


なかなか見る気にならなかったヤン・シュヴァンクマイエルをようやく見ました。この人の作品を見るのはものすごく体力がいる気がする。(そういえば彼の作品の中で今まで観たことがあるのは「アリス」と「親指トムの奇妙な冒険」だけだということに気付き自分でびっくり。半分くらいは観ているかと。)
で、感想。
きもちわるい…。吐き気がする…。その辺りは町田康の小説を読んだときに感覚が似てますね。お、意外な接点。
うーん、出てくる言葉は、きもい、えろい、こわい、くらいかなー。もう完璧に完成された世界、文句なしです。
「アナザー・カインド・オブ・ラブ」は音楽のビデオクリップなんですね。シュヴァンクマイエルって何となく頑固で変わり者というイメージだったので、PVとは意外です。こんなこともするのかー。ま、内容はとても彼らしい出来…笑。
あ、あともうひとつ意外だったのは、シュヴァンクマイエルが最後の「プラハからのものがたり」で、どの作品も政治的な意味を込めている、というようなことを言っていたこと。ああ、勉強不足です。「スターリン主義の死」はともかく、あとは、えー?どこが?全然わからんや…。