オノデラユキ写真展@国立国際美術館

5日にオノデラさんが来ると知り、意気揚揚と行って参りました。
実はオノデラユキさんという方を全然知らなかったのですが、パッと見おもろい写真だなと思ったのと、あと今無性に誰かの話が聞きたい、という2つの理由から意気揚揚。
で、イヤー、行って良かった。オノデラさんはとても素敵な方でした。知的で遊び心があって。彼女の写真は、一般的にいう「写真」の範疇からは完全に外れています。展示されていた作品の中には自分で写真を撮っていないものもありますし。たぶんたまたま写真という手段を使っているだけで、それ自体が目的ではないのでしょう。これは写真展とは言い難いかも。まあそんなことはどうでもいいんですが。
私は頭が少しお馬鹿なので、オノデラさんのお話を全部理解できたわけではありませんし、上手く説明することもできませんが、個人的に面白いなーと思ったのは「真珠のつくり方」。これはカメラの中にビー玉を入れて撮影するという確実に普通の真面目な写真家には出来ないような作品で、カメラを貝殻に、ビー玉を真珠に見立てているのです。真珠をつくるときには、貝に異物を入れてそれを核として真珠をつくりますよね。だからビー玉=異物=真珠。このセンスは素敵。
考え方も面白いんですが、出来上がった写真も美しい!細部まで神経使ってます。
是非見に行ってくださいましー。


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国立国際美術館http://www.nmao.go.jp/